ロレックスデイトナ(116519LN)の買取相場と価格推移|コンビモデルは値上がりするのか?
ロレックスにおいて、スポーツウォッチの筆頭に挙げられるフラッグシップモデル、デイトナ。正式名称を「コスモグラフデイトナ」といい、モータースポーツのために開発された質実剛健さとラグジュアリー感を兼ね備えたクロノグラフとして、絶大な人気を誇ります。
なかでもRef.116519LNはロレックスファンや時計愛好家に根強く支持されており、2023年に生産終了を迎えた今もなお高い人気を維持しています。ロレックス製品全体の価格が上がっていることもあり、116519LNの買取価格も上昇を続けている状況です。
本記事では、ロレックスデイトナ116519LNの買取相場の推移や魅力、人気の秘密に迫ります。売却の際に気をつけるポイントについても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- ロレックスデイトナ(116519LN)の買取相場と推移
- ロレックスデイトナ116519LNが人気な理由
- ロレックスデイトナ(116519LN)の買取で気をつけるべきポイント
ロレックスデイトナ(116519LN)の買取相場と推移
ロレックスにおける金無垢モデルのなかでも特に人気のあるものの一つである116519LNは、2017年に誕生し2023年に生産停止となっています。
発売当初から注目を集めたモデルで、今も中古市場で高価格を維持しています。
年 | 新品相場(万円) | 中古相場(万円) | 備考 |
---|---|---|---|
発売直後 | 250 | 250 | |
2020年 | 350 | 350 | 値上がり |
2022年 | 550 | 550 | 再上昇 |
2023年 | 600 | 600 | 生産停止 |
2024年 | – | 580 | 高騰 |
発売されてすぐの買取相場は250万円程度だったのに対し、3年後の2020年には350万円程度で売買されるほど値上がりしました。
その後、コロナ禍をはじめとした社会情勢の影響を受け、相場はやや下落を見せましたが、2022年には400万円台〜500万円ほどで売買されるようになりました。買取業者によっては500万円以上の値がつくこともあるなど、116519LNの買取相場は上昇の一途をたどっています。
2023年の生産終了にともない、希少性が高まったことから、2024年8月には580万円程度で取引されています。リセールバリューの高いロレックスの人気モデルとあって、売却益が発生するケースも多いでしょう。
また、ブラック文字盤にダイヤインデックスの116519LNGは、ダイヤモンドをあしらったモデルでありながら、116519LNより少々低い500万円前後が買取相場です。ホワイトシェル文字盤にダイヤインデックスの116519LNNGは、116519LNよりも高値で売買されています。
なぜロレックスデイトナ116519LNが人気なのか?
歴代デイトナのなかで116500に勝るとも劣らないほどに人気の116519LN。多くの腕時計愛好家からの支持を受ける理由は、ロレックスならではの実用性の高さと、デザイン面や使い勝手の良さです。
ここでは、デイトナ116519LNの魅力を解説します。
なぜロレックスデイトナ116519LNが人気なのか?
- 理由①|スタイリッシュなデザイン性
- 理由②|実用性の高さ
- 理由③|ゴールド系にもかかわらず派手ではない
理由①|スタイリッシュなデザイン性
デイトナ116519LNにおいて目を惹くのは、セラクロム製のベゼルです。セラクロムとはロレックス独自のセラミック素材で、耐久性に優れているとともに視覚的にもシックで落ち着いた印象を与えます。
さらに、文字盤はホワイトゴールドであり、色味としてはシルバー系統です。この黒×シルバーのコントラストがスタイリッシュなムードを醸し出し、デザイン性を大いに高めています。オイスターブレスレットとの組み合わせも洗練されており、スポーティかつ豪華な雰囲気です。
機能性はもちろん、外観にも妥協したくないロレックスファンの心をつかんだモデルといえるでしょう。
理由②|実用性の高さ
ロレックスの真髄は、高い機能性を実現するため、素材やパーツを厳選して製品をつくりだすところにあります。
デイトナ116519LNは、自動巻きムーブメントとしてCal.4130を採用。パワーリザーブは72時間、パラクロム・ヘアスプリングを使用していることから衝撃や温度変化にも強い仕様となっています。
モータースポーツに耐えうる機能が充実しており、実用性が高いのも人気の理由です。ロレックスのものづくり精神を余すところなく感じられるでしょう。
理由③|ゴールド系にもかかわらず派手ではない
116519LNはホワイトゴールド製であり、ロレックス製品のラインナップにおいて上位に位置しています。
しかし、ホワイトゴールドやプラチナは銀色の上品な色味が特徴です。そのため、華美さを抑えられるのも魅力の一つといえます。
同じ金無垢モデルでも、黄金色に輝くイエローゴールドは、つける時と場所を選ぶものです。対して、116519LNは一目でロレックスとわかる高級感がありつつも派手すぎないため、普段使いにも適しており、さまざまな場面で着用できます。こうした品のあるルックスも支持されるポイントです。
ロレックスデイトナ(116519LN)の買取で気をつけるべきポイント
生産終了後も一定の需要がある116519LNを売却するのであれば、できるだけ高く買い取ってもらいたいものです。コンディションや付属品の確認など、買取の際には準備を整えておきましょう。
買取の前にチェックしておきたいポイントについて解説します。
ロレックスデイトナ(116519LN)の買取で気をつけるべきポイント
- コツ①|修理清掃しても価格は変わらない(侍コンシェルジュ限定)
- コツ②|時計のパーツをなるべく初期の状況まで揃える
- コツ③|付属品(保証書・箱)を揃える
コツ①|修理清掃しても価格は変わらない(侍コンシェルジュ限定)
ロレックスの腕時計のメンテナンスとして、修理や清掃サービスが挙げられます。買取業者によっては、修理・清掃をしておいたほうが買取価格が高くなるケースがありますが、我々の見解としてはそのままの状態での査定をおすすめしています。
修理・清掃には相応の費用がかかりますが、それらのケアをしたからといって、その分だけ買取価格が必ず上がるとは限らないためです。場合によっては損をする可能性もあります。
状態のよくない腕時計であっても、侍コンシェルジュなら現状のままで査定いたします。
コツ②|時計のパーツをなるべく初期の状況まで揃える
愛用していた腕時計であれば、ベルトやバックル交換、ブレスレットのコマ詰めをしている場合もあるでしょう。
ロレックスを査定に出す際には、自分用に調整したパーツをできるだけ初期の状況にまで戻しておくことが大切です。状態のいいロレックスほど再販売で高値をつけやすいため、高価買取が期待できます。
他社製のベルトやバックルに交換していた場合は純正品のベルトに戻す、コマ詰めをした場合は外したブレスレットのコマをつける(または元に戻す)、などの準備をしておきましょう。
コツ③|付属品(保証書・箱)を揃える
付属品が揃っているかどうかは、買取価格を大きく左右します。特に国際保証書(ギャランティーカード)は正規店で購入したロレックス製品であることの証明であり、無料で修理が受けられる保証期間を示す重要なものです。
国際保証書(ギャランティーカード)やタグ、購入時の箱、ノベルティなどがある場合は必ず揃え、査定時につけるようにしましょう。
ロレックスの腕時計はリセールバリューが高いため、購入したときは売るつもりがなくても、状況によっては売却することになるケースが少なくありません。購入時に付属品を捨ててしまわず、大切に保管しておくことをおすすめします。
まとめ
ロレックス116519LNは、生産終了後も価値を上げ続けているモデルです。発売当初に購入されたものなどは、売却によって利益が出ることもあります。
お持ちの116519LNの売却を検討している場合、売りどきを見極めたうえで準備をし、信頼のおける業者に査定を依頼してみましょう。