ロレックス デイトナ 6263 買取相場と買取推移|高価買取方法も解説

引用元:Vintage Rolex Daytona ref 6263 Big Red
今回は、ロレックス デイトナ 6263の買取相場や価格推移、近況について詳しく解説します。
また、売却時期や高く売るための方法も紹介しますので、ロレックスの時計を高値で売りたい方にとって有益な情報が満載です。
▼この記事でわかること
- ロレックス デイトナ 6263の買取相場
- 買取価格推移と現在の相場高く売るための実践的な方法
ロレックス デイトナ 6263の買取相場
引用元:Vintage Rolex Daytona ref 6263 Big Red
デイトナ6263は1970年から1988年までの18年間に渡り生産されたロングセラーモデルです。
同じデイトナ第3世代に当たる6265とは異なるベゼルを採用し、6265がステンレススチールベゼルであるのに対し、6263はプラスチックベゼルを採用しています。
プラスチックベゼルの方が、ステンレスベゼルよりも脆く耐久面では6265の方が優秀ではあります。
しかし、その脆さゆえに保管状態が良い物の現存品が少なく、高値で買い取られる傾向にあります。
デイトナ6263は高い希少性ゆえ買取実例もまれで、相場の算出も困難です。直近の買取相場の提示は困難ではあるものの、過去2022年11月の買取相場は約1,200万円と非常に高値で買取されています。
時期 | 買取相場 |
2022/11 | 約1,200万円~約1,400万円 |
ロレックス デイトナ 6263の買取価格推移
引用元:Vintage Rolex Daytona ref 6263 Big Red
デイトナ6263は、市場価値の高いロレックスの中でも特に価値が高いことで知られています。
買取相場も2022年11月時点で約1,200万円を記録するなど、驚異的な価格を記録しています。
2025年1月時点ではブラック文字盤が約750万円、2024年5月にはホワイト文字盤が約3,000万円で買い取られた実例もあります。
状態や付属品の有無、時期や業者によって買取価格は大きく異なりますが、いずれにしろ高額での買取を期待できることは間違いありません。
希少性が高いため、買取実例も少ないですが直近の買取価格推移は以下の表の様になっています。
時期/カラー | ブラックダイヤル | ホワイトダイヤル | ||
最高値 | 最低値 | 最高値 | 最低値 | |
2025/01 | 約750万円 | 約500万円 | ー | ー |
2024/08 | ー | ー | 約700万円 | 約700万円 |
2024/05 | ー | ー | 約3,000万円 | 約3,000万円 |
2024/01 | ー | ー | 約500万円 | 約500万円 |
ロレックス デイトナ6263の人気がある3つの理由
引用元:Vintage Rolex Daytona Ref 6263 Silver Dial
希少価値が高く人気も高いことで知られるデイトナ6263ですが、人気の秘訣は一体どこにあるのでしょうか。
ここではデイトナ6263の人気の理由を3つ紹介します。
▼デイトナ6263の人気の理由3つ
- 理由①|手巻きムーブメントの最終モデル
- 理由②| プラスチックベゼル & スクリューダウンクロノグラフ
- 理由③|ポール・ニューマン ダイヤルの希少性
理由①|手巻きムーブメントの最終モデル
デイトナ6263の人気の理由の一つに手巻きムーブメントを使用した最終モデルであることが挙げられます。
ロレックスでは1988年まではヴァルジュー社の製造した手巻きムーブメントを採用していました。しかし、1988年以降2000年までの12年間ではゼニス社の自動手巻きムーブメント「エル・プリメロ」を採用。
その後はロレックスが独自に改良を加えた「キャリバー4030」を発表するなど進化を続けています。
ムーブメントの中では初期の形態に当たる手巻きムーブメントを搭載しているのがデイトナ6263です。搭載最終モデルということもあり、希少価値を高める要因にもなっています。
理由②| プラスチックベゼル & スクリューダウンクロノグラフ
デイトナ6263の特徴として挙げられる、プラスチックベゼルとプッシュ式のスクリューダウンクロノグラフを採用したことも人気の理由の一つです。
特に6263はプラスチックベゼルであるがゆえに耐久性に課題が見られます。そのため、保存状態が良い現存品が少ないことから希少価値が非常に高く人気です。
また、プッシュ式のスクリューダウンクロノグラフを採用したことで優れた耐水性の実現にも成功しており、こちらも6263が支持される理由です。
理由③|ポール・ニューマン ダイヤルの希少性
デイトナ6263はポール・ニューマン ダイヤルと呼ばれる希少性の高いモデルに該当します。
ポール・ニューマンダイヤルとは60年代から70年代にかけて流通していた手巻きのムーブメントを搭載したデイトナのことを指します。
俳優のポール・ニューマンが生前に愛用していたことからこの呼び名がつけられました。
手巻きムーブメントのデイトナは製造年数が短く、流通量が限られていたこともあり、希少価値が非常に高いことで有名です。
すでに手巻きムーブメントのモデルは生産されていませんので、現存する品も限られており今後ますます市場価値も高騰することが予想されています。
史上最高額更新!ロレックス デイトナ 6263「ザ・レジェンド」が約4億1千万円で落札
引用元:Vintage Rolex Daytona Ref 6263 Silver Dial
高い希少性から高い人気を誇るデイトナ6263ですが、2017年5月にスイス・ジュネーブで開催されたフィリップスのオークションにおいて、ロレックス デイトナ Ref.6263「ザ・レジェンド」が3,717,916ドル(約4億1千万円)という驚異的な価格で落札される事例がありました。
この落札額はデイトナ史上最高額となり、当時は大きな話題を呼びました。ここまでの高額落札の事例は、市場価値の高いロレックスの中でも数少ない事例です。
ここでは、驚異的な落札額を叩き出すデイトナ6263の買取価格が上がる理由や希少性について解説します。
▼デイトナ6263の買取価格が上がる理由や希少性
- 希少なイエローゴールドケースとポール・ニューマンダイヤルを備えた伝説的モデル
- 手巻きデイトナの取引価格について
希少なイエローゴールドケースとポール・ニューマンダイヤルを備えた伝説的モデル
高額な落札額や高価買取がなされる理由として、希少価値が高いと言われる要素を複数兼ね備えている事が挙げられます。
希少な素材である原料の18Kイエローゴールドをケースに採用したことで、自ずと時計自体の希少価値も高くなっています。
さらに、製造年が限られていることで希少性の高いポール・ニューマンダイヤルに該当するモデルであることから、希少性の高い要素が集結した伝説的な一本と言っても過言ではありません。
手巻きデイトナの取引価格について
手巻きダイヤルを採用しているデイトナは1960年に販売開始されたデイトナ6238以降、1988年に販売を終了したデイトナ6265に至るまでの全8種類のモデルがあります。
手巻きデイトナは生産期間が短く、流通量が極めて少ないため、希少性が非常に高く取引価格も高くなっています。
特にプラスティックベゼルを使用したモデルはヴィンテージデイトナの中でも人気が高く、該当するデイトナ6263が驚異的な落札額を記録した要因にも考えられます。
希少性の高さゆえに、手巻きデイトナは長期的に見て価値が下がりにくく、資産としての魅力も高いです。
市場での入手はますます難しくなることが予想され、市場価格は今後も上昇する可能性があります。
ロレックス デイトナ 6263 を高価買取してもらう6つの方法
せっかくの大切な時計ですから、売却するなら少しでも高値での売却を目指したいですよね。
ここではデイトナ6263を高く売るための方法を6つ紹介します。売却を検討している方はぜひ参考にしてください。
▼デイトナ6263を高く売るための方法6つ
- 方法①|付属品も買取に出す
- 方法②|時計とベルトをきれいに保つ
- 方法③|複数店舗に査定依頼を出す
- 方法④|高価買取時期を見極める
- 方法⑤|時計業界のトレンドを理解する
- 方法⑥|メンテナンス履歴の記録
方法①|付属品も買取に出す
付属品も一緒に買取に出すことで買取価格の向上を目指すことができます。
保証書や内箱・外箱やタグ、取扱説明書などが付属品に当たります。
特に国際保証書(ギャランティーカード)の有無は大きく買取価格に影響を及ぼします。これは正規品であることと保証期間を示す大切なものなので、保管してある場合は同封することをおすすめします。
方法②|時計とベルトをきれいに保つ
少しでも高価買取を目指すなら、時計とベルトはできるだけきれいに保ちましょう。
カスタマイズしてある場合は購入時の状態に戻しておくと良いでしょう。
特にステンレスブレスレットの場合、手首のサイズに合わせて調整して着用する場合も多いです。
コマの数を抜くなどして調整している場合は査定額が下がってしまう可能性があるので、元に戻すか一緒に持ち込むことをおすすめします。
そのほかにも純正品以外のパーツに交換している場合も、元に戻しておきましょう。
方法③|複数店舗に査定依頼を出す
複数業者に依頼することで買取価格を比較し、より高く買い取ってくれる業者を選ぶことができます。
一つの業者のみ査定に出して売却を決めてしまうと、業者によって査定額が大きく異なるため、損をする可能性があります。
複数の業者を比較することで、相場感をつかめるとともに、「他店では○○円と査定されたのですが……」という具合に値段交渉もしやすくなります。
方法④|高価買取時期を見極める
ロレックスは市場の変動による影響を受け、買取価格も大きく変動します。買取時期を見極めることで高価買取を目指せるチャンスがあります。
価格改定によって定価が上がったときに中古品の価格も上がるケースが多くあります。新品を購入しにくいと感じた買い手が中古市場に流入するためです。
また、デイトナ6263はすでに販売終了しているので、流通量が少なく入手が困難です。こうしたモデルは中古市場での需要増加により、買取価格が上昇する場合があります。
そのほかにも為替相場が円安になると国外からの需要が高まり、買取価格も上昇するケースもあります。
方法⑤|時計業界のトレンドを理解する
さらに高価買取を目指すには、時計業界のトレンドを理解することも重要です。
時計ブランドでは定期的に新たなデザインのモデルを発表します。
トレンドの変化も早く、需要が高まっているモデルを適切なタイミングで売却することで通常時より高値で買い取ってもらえる可能性があります。
近年では資産価値の高まりからロレックスは全体的に高値で買取される傾向にありますが、トレンドに乗ったタイミングで売却することでより高値での買取を目指せます。
方法⑥|メンテナンス履歴の記録
過去にメンテナンスを行っている場合は、メンテナンス時の記録も一緒に査定に出すことで高価買取が期待できます。
特にオーバーホールを行っている場合、オーバーホールの証明書は必ず提出しましょう。
これにより、定期的なメンテナンスが行われていることを証明できます。定期的なメンテナンスをしていることは時計の状態が良好である証拠となるので、買取業者にとっても安心材料になります。
しかし、メンテナンスによって純正品でない内部部品が使われてしまったり、ケースやブレスレットの本来の質感が損なわれてしまう場合もあります。
さらに、修理に出したからと言って修理にかかった費用をまかなえるほど、買取価格がアップするとは限りませんので、売却を見据えてメンテナンスをするのは控えることをおすすめします。
まとめ

今回は、ロレックス デイトナ 6263の買取相場や価格推移、近況について詳しく解説しました。
デイトナ6263の売却を検討している方は、本記事の内容を参考に高価買取を目指しましょう。
侍コンシェルジュは、納得のいく売却を叶えるお手伝いをいたします。ロレックスデイトナ6263の売却を検討中であれば、ぜひ査定をご依頼ください。
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