壊れたロレックスデイトナは買取可能?査定前の注意点とお店選びについて解説

引用元:Vintage Rolex Daytona ref 6265 Black Dial
壊れたロレックスデイトナの買取については、店舗や買取価格に関する不安や疑問がある方も多いと思います。今回は、壊れたロレックスデイトナが買取可能な理由や、値段がつかないケースを詳しく解説します。
さらに、高価買取を実現するためのポイントや、円安やトレンドを活用した買取チャンスについてもご紹介しますので、ロレックスを売る際に役立ててください。
▼この記事でわかること
- 壊れたロレックスデイトナでも買取が可能な理由
- 壊れたロレックスデイトナが値段がつかないケース
- 高価買取を実現するためのポイント
- 壊れたロレックスデイトナでも高価買取できるチャンス
壊れたロレックスデイトナでも買取可能な店舗が多い2つの理由
一般的にロレックスは壊れてしまっても買取を行ってくれる業者が多いです。
ここでは壊れたロレックスでも買取可能な店舗が多い理由を2つ紹介します。「壊れたから売れない…」と諦めずに、まずは相談だけでもしてみましょう。
▼壊れたロレックスでも買取可能な店舗が多い理由2つ
- 理由①|ロレックスの部品だけでも価値があるから
- 理由②|ロレックス修理後に再販で儲けが出るため
理由①|ロレックスの部品だけでも価値があるから
壊れたロレックスでも買取可能な店舗が多い理由に部品だけでも価値があることが挙げられます。
ロレックスは各部品が純正品です。そのため部品単体でもかなりの価値があります。時計としての機能をしていない場合でも、部品単体では使用できる可能性があります。
ロレックスは世界中で浸透している時計ですので、修理用に部品のみを求めている人も数多く存在します。
中古で買い取ったロレックスが壊れている場合でも、使用可能な部品だけを単体で再販売することで業者は利益がでます。
特に30年以上前に発売されたモデルの場合、生産終了などの理由から当時使用されていた部品が残っているケースは少なく需要も高いです。
販売開始から時期が経っているモデルであればあるほど希少価値は高く、壊れてしまっても部品単体で高額買取を目指すことが可能です。
理由②|ロレックス修理後に再販で儲けが出るため
原型を残していないなどを除き、修理で機能回復を見込めるものであれば再販できるため買い取ってくれるケースが多いです。
あまりにもひどい損壊や修理で機能回復できないものは買取を断られてしまう場合があります。
しかし、修理で再販に出せる程度の損傷であれば、修理後の再販売で業者が利益を出すことが可能です。
世界中で人気の高いロレックスですから、中古でも買い手がつく場合がほとんどです。
そのため業者は修理に費用がかかっても儲けを出せる確率が高いです。
そのため、販売価格が買い取り費用と修理費用を大幅に上回ってしまわない限り、業者は買取してくれるケースが多いです。
壊れたロレックスデイトナ買取で値段がつかない3つのケース
中には、壊れた状態によって買取で値段が付かないケースも存在します。
ここでは、値段が付かない場合の事例を3つ紹介します。
壊れたロレックスを買取に出すことを検討している方はご自身のケースが当てはまっていないか確認しましょう。
▼値段が付かない場合の事例3つ
- ケース①|修理費用が買取査定金額を超える場合
- ケース②|店舗が壊れた時計の買取に対応できない場合
- ケース③|損傷がひどすぎる場合
ケース①|修理費用が買取査定金額を超える場合
修理費用が買取査定額を超えてしまうと判断された場合、価格がつかないことがあります。
あまりにもひどい損壊や大掛かりな修理が必要と判断されれば、その分、修理にも多くの費用が必要となります。
買い取ったとしても修理費用がかさむようであれば、再販売であまり利益は出ません。
買取価格は買取店舗が市場価格から、修理費用、自社利益、人件費等を差し引いた額になります。
修理費用が大きくなるという事は、その分業者への利益も少なくなります。必然的に買取価格が下がるか価格がつかない場合があります。
ケース②|店舗が壊れた時計の買取に対応できない場合
買取を行った店舗が壊れた時計の買取対応不可の場合は価格がつきません。
壊れた時計の対応は買取業者によって異なります。業者が自社の修理技術では修理できないと判断した場合は買取不可のケースもあります。
そういった場合には故障品に強い買取業者を探してみるのが望ましいです。業者によっては特殊な修理を得意とする業者も存在します。
買取を断られてしまった場合でも、修理ができると判断した業者があれば買取ってもらえる可能性があります。
ケース③|損傷がひどすぎる場合
損傷がひどすぎる場合には買い取ってもらえないことがあります。
買取業者は中古で買い取った時計をオーバーホールして再び売り出すことで利益を出しています。
修理が可能であれば、直して再販を行う事を見込んで買い取ってくれるケースが多いです。
しかし、損傷があまりにもひどく修理の余地もないと判断された場合は業者としても利益が出ません。そのため買取を断られてしまう場合があります。
ただ、必ずしも買取不可であるとは限らないので、一度買取業者に相談することをおすすめします。
壊れたロレックスの買取事例2選
過去に壊れたロレックスが買取してもらえた事例も数多く存在します。
ここでは壊れたロレックスの買取事例を2件紹介します。
▼壊れたロレックスの買取事例2選
- 買取事例①|ロレックス デイトジャスト 16014 シルバー文字盤 150,000円
- 買取事例②|ロレックス サブマリーナ 16610 黒文字盤 400,000円
買取事例①|ロレックス デイトジャスト 16014 シルバー文字盤 150,000円
引用元:買取実績
2022年8月に不動のロレックスデイトジャスト16014シルバー文字盤が150,000円で買取された事例があります。
2022年8月時点のデイトジャスト16014の買取相場は709,000円でした。正常に動作する場合の買取価格の5分の1程度の査定結果になりました。
不動状態ではありますが、その後の修理や使用可能な部品による再販売を見込んだ価格と考えられます。
買取事例②|ロレックス サブマリーナ 16610 黒文字盤 400,000円
引用元:買取実績
2023年3月にサブマリーナ16610黒文字盤が400,000円で買取された実例があります。
こちらのサブマリーナはベゼルの欠損、リューズ不良が見られました。
ベゼルの欠損やリューズ不良があった場合、部品の交換やオーバーホールを行う事で修理可能なケースが多いです。そのため、こちらの事例も修理後の再販売の可能性が見込まれたため、買取が実現したことが予想できます。
2023年3月時点のサブマリーナ16610の買取相場価格は、1,150,000円でした。正常に動作する場合の3割程度の価格での買取結果とはなりましたが、修理後の再販売を見込んでの高価買取実績となりました。
壊れたロレックスデイトナを少しでも高価買取してもらう5つのポイント

高い資産価値を持つロレックスですから、壊れてしまっていても高値で買い取ってもらうチャンスはあります。
ここでは壊れたデイトナの高価買取のためのポイントを5つ紹介します。
高価買取を目指すのであれば、ぜひご自身で以下のポイントを実践してください。
▼壊れたデイトナの高価買取のためのポイント5つ
- ポイント①|付属品を揃える
- ポイント②|複数の買取業者に査定
- ポイント③|オーバーホールや修理は不要
- ポイント④|壊れた原因を発見する
- ポイント⑤|最低限の掃除はしておく
ポイント①|付属品を揃える
高価買取を目指すのであれば、付属品を揃えておきましょう。
付属品とは保証書、内箱・外箱やタグ、取扱説明書などを指します。
特に国際保証書(ギャランティーカード)は、ロレックス社の製品であることと保証期間を示す大切なものです。保証書の有無によって買取価格が変わることもあるため、保管してある場合は必ず同封しましょう。
壊れていない場合でも付属品の有無で査定額には大きな差が生まれます。たとえ壊れてしまっていても付属品があることで高値で買い取ってもらえる可能性があることを覚えておきましょう。
ポイント②|複数の買取業者に査定
高価買取を目指すのなら、複数の業者に査定を依頼しましょう。業者ごとに提示された買取価格を比較した上で売却しましょう。
業者によっては査定額が大きく異なります。一つの業者のみ査定に出して売却を決めてしまうと、損をする可能性があります。
複数の業者を比較することで、相場感をつかめるとともに、「他店では○○円と査定されたのですが……」という具合に値段交渉もしやすくなります。
壊れてしまっていても少しでも高く売りたい場合は、複数業者で査定を行ったうえで、ご自身が納得する価格での売却を行いましょう。
ポイント③|オーバーホールや修理は不要
壊れてしまったからといって、高く売るために敢えてオーバーホールを行ったり、修理に出すことはおすすめしません。
すでに壊れてしまっている場合、壊れていない場合よりも査定額が低いことがほとんどです。そのため修理や清掃、オーバーホールにかかった費用をまかなえるほどの買取価格は見込めません。
壊れてしまったロレックスを高値で売りたい思いから、メンテナンスに出すことは控えた方が良いでしょう。
また、メンテナンスによって純正品でない内部部品が使われてしまったり、ケースやブレスレットの本来の質感が損なわれてしまったりした場合、価値が下がってしまうこともあるので注意が必要です。
ポイント④|壊れた原因を発見する
壊れた原因を発見しておくことも高価買取に近づくポイントです。
壊れた原因が分かっていれば、買取店も修理の可能性と費用を正確に見積もることができます。
ロレックスは各部品すべてが純正品のため、部品単体でも価値があります。壊れた原因を知ることで、使用可能な部品とそうでない部品を判断でき、時計全体の価値をより正確に査定できます。
またご自身で壊れた原因を発見できていれば、修理に対応できる専門知識や設備を持つ買取店を選ぶことができるので、より高額な買取につながる可能性が高まります。
ポイント⑤|最低限の掃除はしておく
買取に出す際は最低限の掃除をしておくことをおすすめします。
掃除と言っても大掛かりなことをする必要はありません。拭き掃除をしておくだけでも査定額に違いが生じるケースもあります。
アルコールクロスや時計専用の溶剤を使用することで、時計にダメージを与えることなく掃除をすることができます。
ただ、わざわざアルコールクロスや溶剤を購入してまで清掃を行う必要はありません。できる範囲での拭き掃除程度が望ましいです。
壊れたロレックスデイトナでも高価買取できる2つのチャンス
ロレックスは壊れてしまっても買取できるケースがあることを紹介しました。ロレックスは市場価値が高いため、壊れてしまっていても高値で買い取ってもらえることがあります。
ここでは、壊れてしまったロレックスを高価買取してもらうためのチャンスを2つ紹介します。
壊れてしまったデイトナの売却を検討している方はぜひ以下のポイントを押さえて高価買取を目指しましょう。
▼壊れたロレックスデイトナでも高価買取できる2つのチャンス
- チャンス①|円安
- チャンス②|トレンド、ブーム
チャンス①|円安
ロレックスに限らず、ブランド品は特に円安や円高といった外為変動の影響が買取価格に大きく影響してくる場合が多いです。
一般的な物価の価格変動と同様、円安時は海外のブランド品は価格が上昇します。これに応じて中古市場での買取価格も上昇します。
仕組みを説明すると、円安時には日本円の価値が低下し、日本の市場におけるロレックスの販売価格が低下します。
そのため、日本市場におけるロレックスの販売価格を世界基準に合わせる動きとして、ロレックスの価格を上昇させます。これにより買取価格も同様に上昇する仕組みになっています。
ロレックスは世界共通の資産価値があるので、円安時にはその分価格が上昇する仕組みになっています。
円安の傾向が見られた際は円安のタイミングを待ってから買取に出した方が高値で売却できるでしょう。
チャンス②|トレンド、ブーム
トレンドやブームに乗って買取価格が上昇するケースも見られます。
例えば、芸能人や有名人がロレックスを着用したことでブームが起こった際などが該当します。
これまで、人気アイドルがドラマ出演した際に着用したことで注目が集まり、買取市場にも大きな影響が出た事例があります。
トレンドやブームに応じて市場価格に変動が起こることは過去に何度か事例がありますが、その多くが一時的な場合が多いです。
トレンドやブームに乗じた高価買取を目指すのであれば、日ごろから流行や情報をチェックしておくことがカギになります。
まとめ
本記事では、壊れてしまったロレックスデイトナは買取可能なのか、実際の過去事例や高価買取のポイントまでをわかりやすく解説しました。
侍コンシェルジュは、納得のいく売却を叶えるお手伝いをいたします。壊れてしまったロレックスデイトナの売却をご検討中であれば、ぜひ査定をご依頼ください。
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