幻のデイトナ！ポール・ニューマンモデルの種類

2024.07.21

ポール・ニューマンと呼ばれるデイトナは、非常に希少価値が高く「幻のデイトナ」とも呼ばれています。

ポール・ニューマンは通常のデイトナと文字盤以外に異なる点はありませんが、ほかにはないデザインと希少価値から非常に高い人気を誇ります。圧倒的な人気から偽物も多く流通しているため、購入する際は信頼できる専門店で購入するようにしましょう。

この記事ではポール・ニューマンモデルの種類や、デザインの特徴などについて解説していきます。

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「幻のデイトナ」ポール・ニューマンモデルとは？

ポール・ニューマンモデルは、1960年代から1970年代にかけて製造された手巻き式デイトナのひとつであり、非常に高い人気を誇るアンティークウォッチです。ポール・ニューマンと呼ばれている理由は、アメリカを代表する俳優のポール・ニューマンが愛用していたためです。

ポール・ニューマンは俳優業でも3度のアカデミー賞を受賞するなどの実力を発揮し、レーサーとしても活躍しました。大スターが身につけていたことや、ほかにはないデザインの魅力から、ポール・ニューマンモデルはデイトナのアンティークウォッチの中でも圧倒的な人気を誇ります。

通常のデイトナとポール・ニューマンではインデックスに違いがあります。

インデックスとは、文字盤に配置される目盛や数字などのマークのことです。通常版ではバーインデックスを採用していますが、ポール・ニューマンではキューブ型のインデックスを採用しています。

インダイヤルの目盛のデザインも異なっています。ポール・ニューマンでは目盛にキューブ型のデザインが施されていますが、通常版は目盛だけのシンプルなデザインです。ほかにも書体や、インダイヤルの数字の配置が異なることが挙げられますが、文字盤以外に違いはありません。

ポール・ニューマンはおもに白の文字盤と黒の文字盤のふたつに分けられ、カラーやケースの素材に変化を持たせることで、魅力的なデザインを生み出しています。ここでは、代表的なポール・ニューマンをいくつか紹介していきます。

ポール・ニューマンは、Ref.6239のミニッツトラックが赤いモデルを愛用していました。ミニッツトラックとは分目盛のことです。黒と白を基調とするデザインの中で赤いミニッツトラックがアクセントとなっており、洗練されたデザインが特徴です。

黒の文字盤に白のインダイヤルを用いる逆パンダと呼ばれるデザインが特徴で、赤いミニッツトラックが魅力を引き立てています。黒、白、赤のコントラストがはっきりしていることから、視認性がよいことも特徴です。

Ref.6239と見た目はよく似ていますが、文字盤外周の部位であるベゼルにアクリルを採用している点が異なります。

白の文字盤に黒のインダイヤルを用いるパンダ文字盤と呼ばれるデザインが特徴で、Ref.6239やRef.6241とは異なりミニッツトラックは白でデザインされています。黒と白の2色で構成されたシンプルな見た目をしており、パンダ文字盤のデザインによりどこか愛嬌を感じるデザインが特徴です。

ケースはオイスター仕様になっていることから、前述したモデルとは異なり「OYSTER」の表記が入っています。

ブレスレットやケースに金が用いられたポール・ニューマンであり、生産数が非常に少ないことから希少価値が高くなっています。黒の文字盤と金のケースを合わせることで、ほかの型とは異なり高級感あふれるデザインが特徴です。

2023年6月11日にロレックスはコスモグラフデイトナの特別モデルである、コスモグラフデイトナRef.126529LNを発表しました。特別モデルは、世界的な自動車耐久レースのひとつであるル・マン 24時間レースの100周年を記念して発売されました。

インダイヤルにポール・ニューマン文字盤をイメージさせるデザインが用いられていることで注目されており、プレミア価格で取引されています。ベゼルの100の目盛が赤でデザインされており、洗練された美しいデザインが特徴です。

ロレックスの時計は人気ゆえに多くのコピー品が出回っており、ポール・ニューマンも希少価値が高いことからコピー品がいくつも確認されています。

ポール・ニューマンはリファレンスナンバーが同じであっても、モデルによってベゼルに刻まれた数字が異なるものや、「DAYTONA」表記の有無などに違いがあることから、ポール・ニューマンに精通していなければ真贋の見極めは困難です。

ポール・ニューマンを購入する際は、信頼できるヴィンテージロレックス専門店などで購入するようにしましょう。なかには専門家による鑑定や、メンテナンスがおこなわれた上で販売していると明記している専門店もあります。購入する際は事前によく調べて、信頼できるかしっかりと見極めましょう。

侍コンシェルジュ編集部

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