ロレックス 116500LNの特徴は?高価買取が期待できる2カラーもご紹介
ロレックス唯一のクロノグラフとあって、幅広い層の腕時計ファンから支持されるデイトナ。数々のデイトナモデルのなかでもデイトナ Ref.116500LNは、2023年に生産終了を迎えた今なお高い人気を誇ります。プレミア価格で取引されることでも有名です。
本記事では、デイトナの歴史とデイトナ Ref.116500LNの特徴のほか、高価買取が期待できる116500LNの2バリエーションをご紹介します。
デイトナの歴史
ロレックス デイトナが初めて世に登場したのは1963年。
モータースポーツのレーサーが使うことを想定して開発された腕時計で、クロノグラフ機能を備えているほか、時刻を計るタキメーターがベゼルに刻まれているのが最大の特徴でした。
正式名称は「コスモグラフ デイトナ」です。この名前は、有名な自動車レースコースがあるアメリカのデイトナ・ビーチ(フロリダ州)に由来しています。
初代デイトナ Ref.6239は発売と同時に人気を博し、多くの著名人に愛されたことでも名高いモデルです。その後、素材やムーブメントチェンジ、リューズの改良などを経て機能性を高めていきます。
1988年には自動巻きデイトナであるRef.16520が登場。エル・プリメロというゼニス社製ムーブメントを搭載した最高峰クロノグラフとしてデイトナの評価を確固たるものにしました。
5代目デイトナRef.116520以降のモデルには、ロレックスオリジナルムーブメントが使われています。デザインやカラーラインナップが増えたのもこの時期です。
こうした歴代デイトナに続き、2016年に6代目として発表されたのが、デイトナRef.116500LNでした。
ロレックス デイトナ Ref.116500LNのスペック
デイトナ Ref.116500LNの素材はステンレスです。ベゼルにはロレックスオリジナルのセラミック素材「セラクロム」、インデックスには同じくオリジナル夜光塗料「クロマライト」が使われています。
ケースサイズは直径40mmで、スポーツモデルらしい存在感があります。
前モデルである5代目デイトナ(Ref.116520)に引き続き、自社製のCal. 4130ムーブメントを搭載。70時間のパワーリザーブが可能な高性能ムーブメントにより、安定した精度を保ちます。
1 | ケース素材 | ステンレススティール |
2 | ブレス素材 | ステンレススティール |
3 | ベゼル素材 | セラミック(セラクロム) |
4 | 夜光素材 | クロマライト |
5 | 風防素材 | サファイアガラス |
6 | ケースサイズ | 直径40mm、厚み12.5mm |
7 | ムーブメント | Cal. 4130(自動巻きクロノメーター) |
8 | ブレスタイプ | オイスターブレスレット |
9 | 防水 | 100m |
10 | 製造年 | 2016~2023年 |
ロレックス デイトナ Ref.116500LNの特徴
デイトナ Ref.116500LNは、基本的には5代目デイトナ(Ref.116520)のデザインや機能を踏襲しています。
ベゼルにセラクロムを採用したのがもっとも大きな変更点です。耐久性に優れているうえ、紫外線の影響も受けにくい素材を使うことで、スポーツモデルとしてのタフさと重厚感が加わりました。ステンレスのケース、オイスターブレスレットとセラクロムのコントラストが見た目にも印象的です。
また、パワーリザーブが52時間から72時間へと伸びたことも特徴の一つ。機能性がさらに高まったことで、人気に拍車がかかりました。
文字盤カラーは、ブラックとホワイトの2タイプです。どちらも生産数が多くないため希少性があり、高値で取引されています。
高価買取が期待できる116500LNのモデル
デイトナ Ref.116500LNのカラーラインナップは、ブラックとホワイトの2バリエーションのみです。どちらもデイトナらしい機能美と剛健さにあふれたデザインで人気があるため、高価買取が期待できるでしょう。
ホワイト文字盤(ホワイトダイアル)
歴代デイトナにはブラック文字盤の人気が高いモデルが多いのですが、Ref.116500LNにおいてはホワイト文字盤のほうが人気があります。
116500LNのホワイト文字盤は、インダイアルのサークル部分の縁取りがそれまでのシルバーからブラックに変更になっています。ベゼルのブラックセラクロムとの相性だけでなく、視認性も抜群です。
「パンダダイヤル」とも呼ばれる機能的かつ個性的なルックスが、ホワイト文字盤に人気が集まる理由です。
ブラック文字盤(ブラックダイアル)
デイトナ Ref.116500LNの「LN」は、「黒いベゼル」を意味するフランス語”Lunette Noir”から来ています。116500LNにおいて、黒はキーカラーというわけです。
その黒いベゼルと調和するブラック文字盤は、重厚さにあふれる外観がひときわ目を惹きます。タフな印象を押し出したモデルといえるでしょう。
シックで男性的なイメージが強いことから高級感を求める層に圧倒的な人気があり、高値がつくことの多いモデルです。
まとめ
ロレックスにおける唯一のクロノメーター搭載モデル、コスモグラフデイトナ。
なかでも、116500LNはスポーツクロノグラフのエスプリを存分に表現しきったモデルとして人気です。ステンレスケース、ブレスとセラクロムの組み合わせがもたらす重厚感は、他のモデルと一線を画しています。
また、機能性・耐久性・デザイン性ともに優れており、今後も買取価格は高い水準で推移すると考えられます。
デイトナ Ref.116500LNをお持ちの場合、一度査定を検討してみる価値はあるでしょう。